2010年11月5日金曜日

チームの研究@日本

仲間に入れてもらいました。
せっかくなので、自分の研究に関係のありそうなことを定期的に書いていこうと思います。

日本におけるチーム作業に関する研究は、社会学・心理学が中心となって行なわれています。

チーム作業に関する研究の主な流れとしては、
「チーム作業の評価指標がないから、それを作ろう」というものがほとんどです。
(10年間くらい、全く変わっていない・・・。)

特に有名な人といえば、佐相邦英さん(電力中央研究所)、山口裕幸先生(九州大学)などが挙げられます。

今回紹介するのは、その2人が共著となっている
看護師チームのチームワーク測定尺度の作成と言う論文です。

この分野では割と有名なDickinson & McIntyreのモデルに基づいた看護師のチームワーク測定のための質問紙を、関係者によるブレイン・ストーミングを用いて作成し、それが妥当であることを統計処理を用いて立証しているという内容です。

理系的な立場からすれば、すごく不安になる部分が多いのですが、
(そもそも検証方法は妥当なのか未だに不安である)

理論部分は大変に参考になる論文でした。

ただし私の研究分野は、この論文で言うところの「チームワーク」ではなく
「タスクワーク」にあたるので、何かいい論文はないのかなと探しているところ。

何か、いいのがあったら教えてくださいね。

0 件のコメント:

コメントを投稿